AIネイティブ時代、人間にしかできない仕事とは
【前編】

個別タスクのAI活用で「効率化した気分」になる。
これこそが、事業をスケールさせる上での最大の落とし穴です。
「AIは同僚」そう謳うヘルスケアテックのUbie株式会社は、エンジニアなどの開発組織だけでなく、事業開発の業務にも生成AIを組み込んでいます。
UbieがAI-BPR(業務改革)で求めたのは、単なる効率化ではなく「業務時間の50%を、お客さまと向き合う時間に充てる」ことでした。
お客さまと向き合う時間を最大化したその先に残る、AIではなく人がやるべき仕事とはー。
AIネイティブ時代のBizDevの新たな価値発揮の仕方とはー。
ファーマイノベーション事業本部副部長、田中佑岳氏にインタビューし前編後編の二部構成にてそのリアルに迫ります。
- 1どのように生成AIを業務に組み込んだか
- 2BPR(業務改革)をどのように設計したか
- 3何がネックとなり、どう成功へと至ったか
- 1AI活用の先に残る、人がやるべき仕事とは
- 2AIネイティブ時代に求められるスキルとは
業務時間の50%を、お客さまと向き合う時間に充てる
Ubieでは今、生成AIをどのように事業や組織に組み込んでいるのでしょうか?
Ubie/田中さん
2年前ぐらいからですかね。そもそもBizDevとして「もっとお客さまとの対話時間を増やさないといけない」という話は大前提としてよく社内で語られていました。
一説によると、営業マンがお客さまと喋っている時間は、業務全体の50%がベストプラクティスであるというデータがあって。でも、うちは正直、全然そこには至っていませんでした。
何がそんなに、BizDev(事業開発)の時間を奪っていたのですか?
Ubie/田中さん
当時の分析だと、資料作成と社内コミュニケーション。社内で方針を議論したうえでスライドを1つ1つ作成する、ということに労力をかけていました。また、お客さまと方針が決まったら、関係する社内の別部門を巻き込んでコミュニケーションすることにも時間がかかっていました。

どれも必要ではありますが、顧客折衝のための付随業務という感じですね。
Ubie/田中さん
そうですね。なので、事業開発のために関係する、お客さんやステークホルダーなど社外の人といかに向き合う時間を生み出していくか、ということにまずフォーカスをしました。
資料作成の効率化をするという話では、資料はもうAIで作れるようにしようというのは全社的に進めていて。Slackで文字を書いてボタン押したらスライドが出てくるとか。最近はAIコーディングツールを使って、そのまま編集できる資料が作れそう、みたいなところまで来てたりしますね。

まさにザ・AI活用のイメージですね。社内MTGや部門間連携はなかなか難しくないですか?
Ubie/田中さん
当時は、お客さまと喋った内容をメモしてミーティングで取って、それを社内展開向けにサマリーして書き直して、それを社内で受け取った人が、実際にアクションするためにまた書き直して……みたいな。その、人間が翻訳を重ねていくみたいなのは、もうやめようと。
人による「情報の翻訳作業」からの脱却を語る田中氏。
たしかに情報の共有・翻訳作業は、AIがまさに代替できる部分です。むしろ人間による解釈が加わることなどを加味すると、人間よりもAIの方が優れている作業と言えるかもしれません。
人間が翻訳を重ねていくのは、もうやめよう。
商談の録画率30%「忘れました」が大半
社内MTGや部門間連携には、どのような仕組み(AI Ops)を作ったのでしょうか?
Ubie/田中さん
まだPOC中ではありますが、……
AIで人は動かない。人を動かすのは「人」
田中:
AIに「次から気をつけてくださいね」と言われたとしても、人は多分変わらないです。だから全社のAI推進チームが、毎日毎日、泥臭くリマインドしました...
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